健康・美容編

快眠とマグネシウム(Mg)

プロダンサーが実感した“眠りとミネラル”の関係

「寝ても疲れが取れない」「夜中に何度も目が覚める」――そんな方は、もしかするとマグネシウム不足が関係しているかもしれません。
体内のマグネシウムは神経や筋肉のリラックス、ホルモンバランスの調整に欠かせないミネラル。
僕たちもプロダンサーとして20年以上活動する中で、睡眠の質とマグネシウムの関係を実感してきました。

🌙眠れない原因はマグネシウム不足?
“神経をゆるめるミネラル”で快眠体質へ


布団に入っても頭が冴えて眠れない──。
疲労やストレスのせいと思いがちですが、実は体の中で起きているのは「マグネシウム不足」かもしれません。

神経の興奮を鎮め、筋肉を緩めるこのミネラルが足りなくなると、脳と体が“休息モード”に入り切らず、寝つきが悪くなる――そんなメカニズムが研究で明らかになっています。

あなたに合う“Mgタイプ”を診断 ▶︎


第1章 🧠マグネシウムと睡眠のメカニズム

1. GABA受容体をサポート
マグネシウムは“睡眠ホルモン”メラトニンの分泌を助けるほか、GABAの働きを後押しします。GABA系を刺激する睡眠導入剤と似たルートで「自然な鎮静」を促します。

2. NMDA受容体をブロック
興奮系NMDA受容体にフタをして覚醒シグナルを静める“ブレーキ役”。

3. 筋肉の緊張をゆるめる
不足するとカルシウム過剰流入でこわばり・足のつり → 寝返り増&浅眠の原因に。


第2章 🥗意外と不足しやすいワケ

  • 加工食品中心 — 精製でMg減。白米・白パン・清涼飲料中心は要注意。
  • ストレス/アルコール/カフェイン — 腎からの排泄↑で不足助長。
  • 発汗増 — 運動や暑熱環境でMgも失う。

これらが重なると、血清値は正常でも貯蔵(骨・筋)枯渇=隠れ欠乏に。


第3章 📚エビデンスで読み解く “マグネシウム × 睡眠”

研究デザイン対象主な結果
Hausenblas ら (2024)RCT(Mg-L-スレオネート6週)成人166名入眠▲17%、深睡眠▲13%、活力↑
Breus ら (2024)クロスオーバーRCT(1 g/日, 2週)成人31名ISI/PSQI改善、HRV↑、深睡眠+
系統的レビュー (2023)観察+小規模RCT 23本一般〜高齢不足群で睡眠障害リスク↑、効果は改善傾向

結論:治療薬レベルの根拠は未だ限定的。ただし安全・コストの観点で栄養的アプローチとして有望


第4章 📏どれくらい摂ればいい?――日本人の推奨量とチェックポイント

厚労省 目安量: 男性400–420 mg/日/女性310–320 mg/日

セルフチェック

  • 主食が白米・食パン中心
  • 甘い清涼飲料 or お酒を毎日
  • 足がつる・まぶたがピクピク
  • 寝つきが悪い/途中覚醒

第5章 🍴食品でとる! 高マグネシウム食材ベスト8

食材(100g)Mgメモ
かぼちゃの種(ロースト)530 mg小さじ2で約60mg。サラダに。
アーモンド(素焼き)290 mg25gで約70mg。間食◎
納豆(1P 50g)50 mgビタミンKも。
玄米ごはん(150g)63 mg主食を玄米へ。
ほうれん草(ゆで)69 mg茹で汁はスープに。
あおさ(乾燥)1,300 mg味噌汁1杯で約50mg相当。
カカオ72%チョコ(20g)44 mg夜は少量を。
いわし丸干し(3尾)70 mgCa+ビタミンDも。

快眠ボウル例: 玄米100g+納豆+ほうれん草+かぼちゃの種10g → 約230mg

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第6章 💊サプリメント活用術

形態特徴目安量吸収注意点
Mgグリシネート胃腸刺激少・吸収良200–400 mgやや高価
Mgシトレート便秘改善にも200–300 mg下痢体質は分割
酸化Mg最安価150–300 mg下痢・腹痛注意
L-スレオネート脳移行性↑144 mg中–高データ少なめ
  • 腎機能に不安がある場合は医師へ
  • 寝る30〜60分前に分割摂取で安定
  • 鉄・亜鉛・Caサプリとは時間をずらす

まずは200 mg前後から。過剰摂取は下痢・電解質異常に注意。

タイプ診断をしてから選ぶ ▶︎


まずは“1週間お試し”プラン

  1. 夕食に快眠ボウルナッツ&シード大さじ1/日。
  2. 寝る60分前にMg(200mg)+4-8呼吸
  3. 睡眠日誌で入眠時間・夜間覚醒・目覚めの質を記録。

終章 🌙今日からできる3ステップ

  • 食卓にナッツ&シードを常備
  • 寝る前ルーティンに「Mg+深呼吸」
  • 1週間の睡眠日誌で体感を数値化

🧾まとめ

  • Mgは神経鎮静・筋弛緩・ホルモン分泌を通じて眠りを後押し。
  • 加工食品・ストレス・カフェインで現代人は不足しやすい。
  • 食品+サプリで推奨量を満たすと、入眠や深睡眠の質向上が期待。
  • 光・呼吸など生活習慣と組み合わせるのが近道。

今夜のリラックスタイムから、“Mgチャージ” を始めてみてください。


※教育目的の一般情報です。疾患や体調に不安がある場合は、医師・管理栄養士にご相談ください。

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